“被”について

基本使用方法

基本型:

  名詞①(受動者)+“被”+名詞②(行為者)+動詞句

例えば

  1. 他爸爸是被强盗害死的。
    彼のお父さんは泥棒に殺されたのです。
  2. 她被大家批评了一顿。
    彼女はみんなに手ひどく批判されました。
  3. 杯子刚买回来就被孩子摔碎了。
    コップは買ってきたばかりなのに、もう子供に壊されました。

これらは基本的な受動文です。いつ受動文を使って、どんな動詞は受動文で使えるのかを今回、説明します。“被”を日本語を訳すと普通は[れる][られる]となります。“被”が付いている文は下記の特徴があります。

  1. 文の中の述語は補語あるいは目的語などつけなければなりません。例えば、

    • 誤:
      1. 地板被同学擦。
      2. 衣服被我洗。
      3. 他说的事情被我们忘。
    • 正:
      1. 地板被同学擦了。
        地板被同学擦干净了。
      2. 衣服被我洗了。
        衣服被我洗干净了。
      3. 他说的事情被我们忘了。
        他说的事情被我们忘记了。

  2. 文の中の述語は他動詞でなければなりません。自動詞と形容詞は述語になりません。例えば、

    • 誤:
      1. 我们被他笑了。(“笑”は自動詞です。)
      2. 我们被他说的话糊涂了。(“糊涂”は形容詞です。)
    • 正:
      1. 我们被他逗笑了。(動詞は他動詞です。)
      2. 我们被他说的话弄糊涂了。(動詞は他動詞です。)
    • 例文
      1. 窗户被关上了,所以房间里现在很热,请把空调打开。
      2. 西瓜被吃没了。
      3. 绿色的果汁被小孩子喝了。
      4. 那个提案没有被公司的领导们通过。
  3. 可能補語を使う場合、下記の第一種類だけ使えます。また、“能”は“被”の前に置きます。

    • 第一種類:“得”が付いている文。例:“听得懂”“看得见”
    • 第二種類:“能”が付いている文。例:“能听懂”“能看见”

    例えば、

    • 誤:
      1. 丢了的东西被他找得回来。
      2. 这一大瓶果汁被孩子们喝得完。
      3. 私家车被警察找得到吗?
      4. 她说话的声音太小了,被老师听得见吗?
    • 正:
      1. 丢了的东西能被他找回来。
      2. 这一大瓶果汁能被孩子们喝完。
      3. 私家车能被警察找到吗?
      4. 她说话的声音太小了,能被老师听见吗?
  4. 受動文の否定の場合、直接“被”の前に置きます。よく使われる否定詞は“没”“别”“不”です。

    • 誤:
      1. 因为我们的意见被公司的领导不重视,所以很多人离职了。
      2. 我的电子词典被弟弟没弄丢,我在房间里找到了。
      3. 把这些糖藏好,被孩子们别发现。
    • 正:
      1. 因为我们的意见不被公司的领导重视,所以很多人离职了。
      2. 我的电子词典没被弟弟弄丢,我在房间里找到了。
      3. 把这些糖藏好,别被孩子们发现。
  5. 受動文の中の連用修飾語の位置

    1. 通常は、“被”の前に置きます。例えば、
      1. 水果已经被大家吃没了, 你来的太晚了。
      2. 我的自行车大概被姐姐骑走了。
      3. 你不要被他说的话吓到了,他是一个爱说谎的人,所以不要相信他。
      4. 她究竟为什么哭,我们都不知道发生了什么。
      5. 钱好像被小偷偷走了,我找遍了书包也没找到。
      6. 好像钱被小偷偷走了,我找遍了书包也没找到。
      7. 你说的那件事早被大家忘记了。所以请不要在提起了。
    2. 起点、方法を表す、あるいは動作を描くための連用修飾語は通常、述語動詞の前に置きます。
      1. 我的钱包被小偷从背包里偷走了。
      2. 桌子被人往前移动了。
      3. 盘子被我一一洗干净了。
      4. 公交车停下来的时候,她被人用力的往前挤了挤。

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“被”“让”“叫”この三つ単語で同じように受動文を作ることができます。“被”が正式です。残りの“让”“叫”は話し言葉でよく使われます。

“被”“让”“叫”の後の目的語は一般的に名詞あるいは名詞連語です。そして、この目的語は話し手と聞き手の間で分かっているものでも、そうでないものでも構いません。この点は以前習った“把”と異なります。“把”の目的語はみなさんがご存知の通りです。被”の後の目的語は省略できます。

“让”“叫”の後には必ず目的語が必要です。例えば、

  1. 我们都喜欢的那本英语书被小王弄丢了。(“小王”は話し手と聞き手が知っている人です。)
  2. 衣服被雨淋湿了。(“雨”は分かっている雨のことです。)
  3. 蛋糕被谁全吃完了。(“谁”は誰のことか、分かっていません。)
  4. 一个小时以前,自行车被一个穿黄衣服的人骑走了。(「黄色い服を着た人」が誰なのかは分かっていません。)
  5. 我的大学同学在找工作的时候让人骗了。(私たちにはこの「人」が誰なのか、分かりません。)
  6. 他让老师批评了一顿,还是不写作业。(どの先生なのか、分かっている状況です。)
  7. 马路边的指示牌叫台风刮倒了。(「台風」はどの台風のことか分かっています。)

注意点

  1. “被”が付いている受動文の中で、“了”“过”は動詞の後に置くことはできますが、“着”は置けません。例えば、
    1. 他被/叫/让人骗了。
    2. 他被/叫/让人骗过。
  2. 可能補語が付いている動詞連語は“被”の述語として使えません。
    • ✖教室的门被/叫/让我关不上。
    • ✖这些饺子被/叫/让大家吃的完。
    • 我关不上教室的门。
    • 大家吃得完这些饺子。
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